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-豆知識系コラム-

ママ振袖を持っているけどどうしたら良いの?ママ振袖の疑問解決!

2022.06.27

【ママ振袖コラム】

 

成人式の振袖はレンタルにしようか、購入しようか………悩まれている方もいらっしゃると思います。

お母様やお姉様が着た振袖(ママ振袖 姉振袖といいます)で出る、という選択肢もあります。

では実際に、ママ振袖とは一体どのようなものなのでしょうか。 成人式に着用するために準備しなければならないことや、必要な期間はどのくらいかかるのか。実はママ振袖を着用するためには、サイズ直しやクリーニング、今風に着るために必要な小物の調達などさまざまな事前準備が必要です。そして、ママ振袖をかわいく着こなすためのコーディネートについて、ここで詳しく説明をします。

 

 

今話題の〝ママ振り〟

ママ振袖とは、お母様が成人式の際に着た振袖を、お嬢様の成人式でも着用することを指します。お母様世代の振袖は、現代と比べて品質の良いものが多く、レンタルや購入でお友達と被ることもありません。また、母と子が同じ振袖を着るので想いを共有することができ、成人式全体にかかる費用を抑えられということなどが、ママ振袖が選ばれている理由として挙げられます。

 

 

ママ振袖の「メリット」と「デメリット」

ママ振袖を着て迎える成人式。前もってどんなことを理解しておけばよいのでしょうか?

振袖レンタルや購入ではなく、ママ振袖を成人式に着ることのメリットとデメリットについて、それぞれ項目に分けて詳しく説明します✨

〇メリット

・すでに振袖があるのでレンタル代や購入代が抑えられる

・他の人と柄やデザインが被らない

・お母様(祖母様)と想いを共有・きずなが深まる

・ママ振りは品質の良いものが多い

お母様が成人式に着た振袖と同じ振袖を着て、お嬢様も成人式を祝うことができた、というのは本当に幸せなことですし、将来の良い思い出になりますね。

 

〇デメリット

・デザインが古く感じられる

・保管状態があまりよくない

・染み抜きメンテナンスが必要

・小物(重ね襟・帯揚げ・帯締め)が3点同じ色

・お嬢様に対してサイズが合わず、直しが必要

・草履の劣化が激しく成人式当日に履けない

 

 

………もし振袖にシミやシワが見つかった場合は、専門店にクリーニングに出すことで綺麗になります。

振袖の素材は正絹が使われているものが多いため、アイロンなども取り扱い方によっては縮んでしまうこともあるので要注意です。ほつれについても専門店ならばメンテナンスをしてくれます。

尚、着物のクリーニングには次の2種類があるので、それぞれの違いを説明します。

着物のクリーニングの違い

・丸洗い

丸洗い(まるあらい)は、着物の状態のままで丸ごと洗うクリーニング方法です。洗い張りと違い反物に戻さないので、期間も比較的に短く、料金もお安めで行うことができます。

※丸洗いは一部手作業ではない工程も含むため、着物によってはできない場合もあります。詳しくは専門店に確認をしましょう。

 

・洗い張り

洗い張り(あらいはり)は、着物をほどいて反物に戻して洗うクリーニング方法です。汚れがすみずみまで取れて振袖本来の光沢や風合いが蘇ります。反物に戻して再度仕立て直しもできるので、サイズを変更することもできます。丸洗いと比べ期間も長く料金も高くなります。

 


ママ振袖が選ばれている理由を紹介します✨

・オリジナリティがある

プリント技術の発達により振袖の大量生産が可能になったため、レンタルの場合、どうしても柄や色が似たようなものになりがちです。とくにトレンド感のあるデザインは、成人式会場で友人と被ってしまうことも少なくありません。

 

一方、ママ振袖の多くは一点もの。現代のデザインや柄とかぶってしまう心配はありません。また母親世代の振袖は、職人による丁寧な手仕事で作られたものも多くあります。上質な素材が使われていることも多く、現代では手の出せないような質のよい振袖が着られるのもママ振袖ならではの魅力といえます。ママ振袖であれば量産的なスタイルになりにくく、個性的なアレンジもしやすいので、オリジナリティを出したい人にぴったりです。

 

・眠っている振袖を活用できる

振袖で迎えるイベントは人生の中でそう多くはありません。自分が成人式で着て以来、あまり振袖を着る機会がなかったというお母様も多いのではないでしょうか。ママ振袖を選べば、そんなタンスに眠っている振り袖を活用できます。一旦お嬢様用にサイズ直しをすれば、成人式が終わったあとも卒業式や披露宴のお直しの衣装などに使えます。

 

・コストを節約できる

ママ振袖を選ぶメリットの一つに、コストが抑えられるということが挙げられます。振袖が手元にあるため、レンタルや購入費用がかかりません。振袖のメンテナンス費用や小物の購入費用、着付け・ヘアセット費用のみで済むため、成人式全体にかかる費用を大幅に節約できます。場合によっては、サイズ直しやクリーニング費用が掛かる事があるので、サイズ直しからコーディネートまですべてお願いできる専門店に相談するのがベストです。

 

 

ママ振袖を活用する際に気を付けるべき5つのPoint

 

ママ振袖を着たいと思ったら、振袖の状態や小物の有無などの事前チェックが欠かせません。以下に、気を付けるべきポイントを5つ紹介します!

 

・シミや汚れがないかチェックする

 

・サイズをチェックする

 

・小物が揃っているか確認する

 

・草履などが劣化していないか確認する

 

・予算を決めておく

 

 

〝シミや汚れがないかチェックする〟

どんなにきれいに保管されていても、時間が経つにつれ汗シミなどが浮き出てくることもあります。成人式の1年前までには振袖の状態を見ておきましょう。

シワがないか、ほつれがないか、防虫剤やカビの臭いがしないかなど、気になるところがないか細かいところまで確認してください。とくに衿元や袖の一番下部分(袖下)、裾、膝あたり(上前)は汚れやすく目立つ部分なので、入念なチェックが必要です。

 

しかし、シワやしみが気になったからといって、家庭で洗濯をしたりアイロンをかけたりするのはおすすめしません。振袖の素材によっては、傷んだり縮んだりする恐れがあるためです。振袖のメンテナンスは、必ず着物店やクリーニング店など専門業者に依頼してください。

ほつれや臭いなども、専門業者に補修・丸洗いをしてもらうことで改善されます。きれいな状態のママ振袖で成人式に参加できるよう早めの準備を心掛けましょう。

 

〝サイズをチェックする〟

振袖をきれいに着こなすには、サイズ感も大切です。着る人が持ち主よりも小柄であればお直しは不要ですが、お母様よりお嬢様の身長が10cm以上高い場合は、サイズ直しを検討しましょう。身丈(みたけ)、裄丈(ゆきたけ)、身幅(みはば)が合っているかを実際にKOEIDOスタジオで試着し、確認しておくと安心です。

 

振袖の状態チェックを行い、サイズの仕立て直しが必要な場合は、更に2~3ヵ月(洗い張りも同時に行った方が良いことも多いため)かかります。その上、振袖を着るのに足りない物の準備や手配があったり、前撮りのことを考えたりすると、1年前には準備を始めた方が良いでしょう。

クリーニングや仕立て直しは専門店によってその期間が異なりますので、やはり余裕を持っての行動をオススメします。

 

〝小物が揃っているか確認する〟

振袖を着る際には、着物と帯だけでなく、長襦袢や重ね衿、足袋、腰紐などさまざまな着付け小物が必要です。

振袖の着付けにはどれも欠かせないため、必要な小物がすべて揃っているかを事前にチェックしましょう。

 

 

〝草履などが劣化していないか確認〟

草履やバッグといった装飾小物が劣化している場合もあるので、振袖とあわせて確認が必要です。とくに草履は、何度も履いていなくても表面や底が剥がれるなど、劣化がすすんでいるケースが多く見られます。劣化が激しい場合やサイズが合っていない場合は、新調するかレンタルを検討しましょう。

 

 

〝予算を決めておく〟

重衿や帯揚げ、帯締めなどを変えるだけで、がらっと雰囲気が変えられるのも振袖の魅力です。クリーニング、写真撮影、着付け、ヘアセットなどの費用を含めた予算をあらかじめ決めておくと、小物を新調・レンタルするときの目安となります。

 

 

 

ママ振袖を現代風にアレンジするポイント

ママ振りを着ようと思っていても「周りの子たちと浮いてしまわないか不安」「かわいく着こなせるか心配」という人も多いのではないでしょうか。ママ振袖であっても、合わせる帯や小物の色やデザイン、髪型やメイクにこだわることで、現代風にアレンジすることが可能です✨

 

 

ママ振袖を現代風にアレンジするためのアイデアをいくつか紹介します!

 

Point1.大きめの帯締めと首元の刺繍衿で華やかさをプラスする

ちょっとしたアレンジで雰囲気を変えたい場合は、衿周りを変えてみましょう。カラフルな刺繍の入った半衿にしたり、フリルのついた重ね衿にすることで、顔まわりの華やかさがぐっとアップします。また大きめの帯締めを選ぶのもおすすめです。現在はパール付きの装飾やカラフルで立体的なデザインなど、豪華な飾りがついたものが多く販売され、コーディネートのアクセントになります。

 

Point2.くすみカラーの小物をプラスしてヴィンテージな雰囲気に仕上げる

ヴィンテージ風な印象に仕上げたい人は、くすみカラーな色合いの小物を追加してみましょう。古典的な着物ではあまり組み合わせないような鮮やかな小物を合わせることで、洗練された印象が作れます。帯締めには真鍮大きめの一点物や、ヒラ帯締めもおすすめです!

 

Point3.レトロ風小物で個性的に着こなす

幾何学模様や格子柄の入った半襟や厚底草履などレトロ感のあるアイテムを合わせると、より個性的な着こなしが楽しめます。また帯締めを紐ではなく革のベルトなどにすると、いっそうレトロ感が際立つ雰囲気に。ベルトにあわせて革のバッグを選ぶと統一感もアップします。

 

 

KOEIDOスタジオのママ振りプラン✨

成人式当日のヘアメイク・着付けから、前撮り撮影・写真入り台紙まで、すべてセットになった分かりやすい料金プランをご用意しました!家族写真撮影も無料でできるので、ぜひご家族の皆様でご来店下さい♪

 

 

❶振袖の状態を着物のプロが確認!

「振袖はあるけど必要な小物が揃っているか分からない」「長年しまっていたので実際に着られるか心配」など不安な事って多いですよね。まずは着物のプロが状態を確認させて頂き、必要なお手入れのご提案や、足りない小物のコーディネートをお手伝いさせて頂きますので、安心してお任せ下さい。

 

 

❷撮影時は着付小物のレンタル無料✨

ママ振りを思いっきり楽しむポイントは小物のコーディネート!種類豊富な着付け小物の中から、ご希望のイメージをお伺いし、スタッフがコーディネートをご提案させて頂きます。撮影時は着付け小物を無料でレンタルできるので、成人式当日とは違うコーディネートを楽しんで、写真を残すのもおすすめです♪

 

 

❸着物の柄を表紙にできる「雅(みやび)」が人気

ママ振り撮影で一番人気の「雅(みやび)」写真集。お母様にとってもお嬢様にとっても大切な思い出の振袖。クリスタル加工された美しい表紙は、上品な生地の質感や、華やかな刺繍の繊細さを写し出すのにぴったりです。ぜひ店頭でお手に取ってご覧下さい。


 

ママ振袖を活用すれば、レンタルする場合に比べてコストを大幅に抑えられるだけでなく、親子で思い出をシェアでき、成人式がより特別な思い出になります。きれいに着こなすためにも、シミやシワがないかといった振袖の状態を事前にチェックしておきましょう。ママ振袖を素敵にアレンジして、成人式を最高の思い出にしてください。

 

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PROFILE

東京都東久留米市にある地域密着型写真館・広映堂スタジオです!このブログではお客様のお写真や新しい衣装や小物などを随時ご紹介しています!

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